2012年6月25日月曜日

231・ファイルの個別完全削除(Eraser)


Eraserは、Windows用のデータ削除ツールです


「Eraser」 は、個別にファイルやフォルダを完全に削除してくれるソフトです。

ファイルを普通に削除し、その上からさらにデタラメ (ではないが) なデータを何度も上書きすることにより、元のデータを正常に復旧できないようにしてくれます。
(仮にファイルを取り出せても、元の状態で読んだりすることはまず不可能)

ファイルというものは、“ ゴミ箱から削除 ” あるいは “ 「Shift」キーを押しながら削除 ” しても、実際にはファイルの住所 ・位置情報がなくなるだけで、実データそのものは削除されません。

そのため、本当に大事で機密なファイルなどは、「Eraser」 などのソフトで完全に抹消しておく必要があるのです。






削除済みのデータを抹消する機能も付いているので、PCやハードディスクを売る時 / 捨てる時 などにも便利だと思います。
(捨てる時は、ハンマーやドリルなどで物理的に破壊してしまった方がより確実です)








【使い方】 

  1. 「Eraser.exe」 を実行します。
  2. まず最初に、ツールバー上にある 「Settings」 を選択します。
  3. 画面中央の 「Default file erasure method」 欄で、ファイルの抹消方法を選択します。 
  4. ファイルの抹消方法は、上書き回数 (Passes) が多いほど確実になりますが、回数が多いとその分処理に時間がかかるようになります。 
  5. よほどの機密情報でなければ、通常は 「US DoD 5220.22-M (8-306./E, C & E) (7 passes) 」 あたりでも十分すぎるほどです。
  6. 抹消方法を選択したら、ツールバー上の 「Erase Schedule」 ボタンをクリックします。
  7. メイン画面に戻ります。 
  8. 完全に抹消してしまいたいファイルを、ウインドウ中央にドラッグ&ドロップします。 (複数可)
  9. すると、Are you sure you wish to erase the selected files?という確認ダイアログが表示されます。 
  10. あとは、「はい」 を選択すればOK。 
  11. ファイルの完全削除が行われます。
データを完全に消して、PCを処分しましょう!

これ、大事!!