ブラウザとメールソフトを立ち上げて、ほかのソフトも起動して・・・。
そんな感じで作業している人も多いでしょう。
しかし、複数のアプリケーションを立ち上げれば、それぞれにリソースを喰われて、肝心のソフトの動作が重くなることもあります。
こんな時は作業で使っているソフトの動作を一番優先させたいですよね。
実は、Windows7ではソフトごとに優先的にCPUパワーを配分する割合が決められています。
これを『優先度』といいますが、この優先度を上げることで特定のソフトを優先的に処理させて快適に操作できるようになります。
優先度は、実行しているソフトの数や、使用しているPCの処理速度に依存して自動的に設定されています。
動作の軽いソフトの優先度をあげてもあまり効果がありませんが、頻繁に利用し、高度な処理が求められる”重い”ソフトであれば、かなり効果が期待できます。
ソフトの優先度を変更する
- タスクバーのなにもないところで右クリック→「タスクマネージャーの起動」をクリック。
- 「タスクマネージャー」が起動する。
- 「アプリケーション」タブをクリック。
- 優先度を変更したいソフトを右クリック→「プロセスの表示 」をクリックする。
- 「プロセス」タブに自動で切り替わる。
- 既に優先度を変えたいソフトが選択されているので、右クリック→「優先度の設定」をクリックする
- 優先度を高くしたい場合は「通常以上」や「高」を選択する。
- 確認画面が表示されるので「優先順位の変更」をクリック。
優先度をリアルタイムにすると、指定したソフト以外の処理動作が極端に遅くなってしまいます。
ハイビジョン動画の再生や画像加工といった、特にCPUに負荷のかかる処理を高速に行いたい場合以外は使用しないでください。
注意点としては、優先度は絶対的な数値ではなく相対的なものである点です。
従って、あらゆるソフトの優先度を高くしても意味はありません。
優先度を高くするソフトは1つか2つにしましょう。
それほど高い処理能力を必要としないソフトはむしろ優先度を下げてもいいでしょう。