2012年9月23日日曜日

355・書き込み型DVDドライブの選び方


書き込み型DVDドライブの適正速度は?


DVD書き込み型ドライブの性能の目安に、書き込みするスピードがあります。

 4倍速や8倍速、16倍速などといった表示を見ることがあると思いますが、どのくらいの速度が適正なのでしょうか。

DVDの書き込み速度は、8倍速で充分

DVDの再生する速度を基準にして、それよりもデータを書き込むスピードが何倍速いのかが重要です。
 大容量のDVDの場合、書き込みスピードが遅いと、DVD作成に時間がかかってしまいます。
 したがって、2倍速のDVD書き込みドライブよりも4倍速、4倍速よりも8倍速といったドライブの方が DVDを作成する時間の短縮が図れます。
特に最近は16倍速などといった高速なドライブも登場しています。 しかし、ことDVDに関しては、書き込みスピードは8倍速で充分と言えます。

16倍速は、言ってみれば瞬間最大風速のようなもの

8倍速のドライブよりも、16倍速のドライブの方が2倍も速くDVDの作成ができそうな気がします。
 というよりも実際に、表記が8の倍の16なので、2倍のスピードではないか!という声が聞こえてきそうです。

しかしながら、この16倍速という表記は最大速度の表示に過ぎません。
台風予報などでいう瞬間最大風速のようなもので 台風も常に瞬間最大風速を出し続けているわけでないように、16倍速の書き込み型DVDドライブも常に16倍速の スピードが出ているわけではありません。
実際に8倍速ドライブとの差は、あまりありません。

下記の図は、DVDの書き込みイメージなのですが、DVDの場所によって出せるスピードに違いがあります。



DVD(というより円盤)の構造上、回転する速度は中心に近い部分ほど遅く、外周部の方が高速になります。
16倍速のドライブといっても、実際に16倍速ものスピードが出せるのは外周部のほんの少しの部分です。 書き込むデータの容量が少ない場合は、DVDの外周部まで書き込むことはありませんから、実際に 16倍速の恩恵を受けることもありません。
DVDに関しては、8倍速までのドライブで充分でしょう。

書き込むDVDの対応速度も注意

データの入っていない空のDVDを買う場合、そのDVDの対応速度も注意しましょう。
ドライブ側が8倍速の性能があっても、4倍速まで対応のDVDの場合、速度は4倍速までしか出ません。
高速回転させるので、DVD側の耐久度も必要になります。最近は、16倍速対応の耐久度の高いDVDもあります。

自分のドライブに合ったDVDメディアを選びましょう!