「パソコンのセキュリティと、その対策について」
ウイルスは電子メールやホームページ閲覧などによりコンピュータに侵入する特殊なプログラムである。
最近はインターネットの普及に伴う利用者の増加や常時接続回線が普及してきたことで、ウイルスの増殖する速度が速くなってきている。
ウイルスに感染しないようにするためには、ウイルス対策ソフトを導入する必要がある。ウイルス対策ソフトは2つあると喧嘩をするので、2つ入れてはいけない。
インターネットカフェなどの不特定多数の人が使えるパソコンを使うときはクッキー(Cookie)に注意する。
クッキーは会員証のようなもので、ユーザーの識別をする。他の人に知られないようにクッキーを削除する必要がある。
中古パソコンによるデータの漏えいもあるので、パソコンを廃棄するときや、他人に譲るときにはデータを書き換える必要がある。
データを削除しても完全には無くなっていないので注意する。なので、データは書き換えるのがいい。
「Partition Wizard Home Edition」というフリーソフトを使うとデータを置き換えることができる。
パスワードも危険である。不正アクセスのほとんどは「パスワード破り」で、金銭がかかわるオークションやアマゾン、ネットショッピングなどは特に注意する。
記号や数字、大文字・小文字が混ざったもの、できるだけ長いもの、覚えていられる、頻繁に変更する、サイトごとに使い分ける、などがパスワードの理想だが実際は簡単なパスワードが複数のサービスで使いまわされている。
パスワードは繰り返しや、組み合わせで長くするだけで安全性が高まる。
自分で覚えていられて、なおかつ複雑で安全なものにする。また、「パスワードチェッカー」で強度をチェックしてみるといい。
USBメモリーの紛失や置き忘れによる情報漏えいが一番多い。
失くさないことが一番大切だが、対策として、ファイルやフォルダの暗号化が必要である。
暗号化機能を提供する「ED」というフリーソフトは、USBメモリーに入れて使うことができる。
しかし、暗号化したファイルは他人が開くことは出来ないが、存在することは分かる。ファイルを削除されてしまうケースもあるので、暗号化したファイルを隠すことも必要だ。