LibreOfficeは、OSSオフィスソフトの「OpenOffice.org」(現Apache OpenOffice)から派生したソフトウエアです。
2010年に米オラクルがOpenOffice.orgの開発元だった米サン・マイクロシステムズを買収したのをきっかけに、OpenOffice.orgの主要メンバーがThe Document Foundationを結成して開発が始まりました。
今回リリースしたLibreOffice 3.6は、最初のメジャーバージョンである「3.3」(2011年1月公開)から数えて4回目のメジャーリリースとなります。
バージョン3.6では、
- 新たに透かし(ウォーターマーク)入りのPDF出力が可能になった
- 表計算ソフト(Calc)におけるセル内でのカラースケール
- およびデータバーのサポート
- ワードプロセッサー(Writer)におけるステータスバーへの語数カウント表示機能の追加
- プレゼンテーションソフト(Impress)における新しいマスターページの追加(10種類)
など多くの機能追加や強化が施されています。
各アプリ共通で
- ルーラーおよびステータスバー部分における明瞭な3次元境界表示が撤廃
- なだらかに陰影がついた見た目に変更
- 起動時のロゴ表示画面(スプラッシュスクリーン)が新しくなっていたり
GUIに関しても様々な変更が加えられています。
その他、日本のはがき用紙サイズ指定のサポートや読み出し専用文書の編集許可といった細かい変更点やバグ修正も数多くあります。