2012年12月31日月曜日

469・PCは使わないと故障する?


パソコンを数ヶ月~数年ほど何も動かさずに放置していて久しぶりに起動させてみたら、ロゴ画面が出てこなかったりOS画面が表示されない、といった起動の障害が起きる事があります。


前回で最後にパソコンを使った時はちゃんと動いていて、それから特に何もしていなかったのになぜ起動しなくなったのか?

この原因について一番考えられるのは、PC本体の保存状態が影響していた可能性が高いです。

パソコン本体にはケースファンや電源ファンの通気口、ケーブル差込口の隙間など、空気が出入りする穴が割りと数多くあり、ここから空気中に浮遊している埃や小さなごみ、虫、カビ、花粉、そして湿気が入り込み、徐々に内部に充満していきます。

しばらく使わなくなったパソコンにカバーをかけずに長期間放置していると、外部から少しずつ侵入していく異物が充満していき内部パーツの稼動に支障が出る場合があるため、保管をする場所はしっかりと選ぶ必要があります。

【保管方法】

パソコンを購入した時のダンボール箱に発泡スチロールにはめ込んで収納してしまっておくと、衝撃も緩和できますので収納に適しています。

隙間から異物が入り込むのを防ぐために、カバーも必ずかけておきましょう。


【PCが弱い場所】

  • 部屋の中で日光が当たりやすく日中気温も熱しやすい場所
  • エアコン、ストーブ、ヒーター、冷蔵庫の側など高温・低温になりやすい位置
  • また湿度の高い所や強力な電磁波を浴びやすいところ

上記のように機械に弱い場所に配置されるのは特に避けましょう。

ですが、保管が万全であってもゆっくりとしたペースで部品が老朽化したり内部に少しずつ湿気が充満していつかは故障してしまう事もあるので、時々は電源を入れて動かしておいた方が良いでしょう。


ちなみに、一度電源を入れただけでは起動が上手くいかなくても、しばらく電源コンセントを差し込んだまま待ってみて再度起動してみると正常にパソコンが開ける場合もあります。


何度、電源を起動させようと試みても動かない場合は、更なる負荷をかけてそれ以上状態を悪化させないように無理な起動はひとまず控えましょう。