デバイスドライバの動作エラーが原因です!
プリンターや外付けの記憶装置、キーボード、マウス、スピーカー、ペンタブレットなどパソコンには様々な周辺機器をUSBポートなどを通して接続して使用する事ができます。
普通のマウスやキーボードなど付属のソフトウェアが付いていないシンプルな機材なら専用のアプリケーションのインストールなども特に必要なく、コネクタに接続すればすぐにデバイスに認識されて使えるようになります。
しかし複合機やペンタブレット、デジタルカメラ、スマートフォンなど複雑な機能の周辺機器の場合、対応したソフトウェア『デバイスドライバ』をインストールしなければ正常なデバイス認識ができない物もあります。
アプリケーションソフトが同梱されている機材は特に、購入した最初の時にしっかりと取扱説明書をよく読んで、正しい手順に沿って接続作業を行っていきましょう。
しかし稀に、デバイスドライバのプログラムが正常に機能せずに、パソコンに繋げた周辺機器がしっかりと使えない動作エラーが出る事もあります。
その理由の一つとして、だいぶ前に購入した周辺機器のため、デバイスドライバが例えばWindows XP向けに作られているために、Windows7などの最新のOSに対して対応できていないケースなどが考えられます。
この不具合を解消するには、一度手動で最新のデバイスドライバに更新する必要があります。
【最新の状態にアップデート方法】
- Windows7の場合、まず[スタート]から[コントロールパネル]に進んで[デバイスマネージャー]を開きます。
- デバイスの一覧が表示されますので、その中で該当する周辺機器の項目に黄色いアイコンのマークが出てエラーのような表示になっている箇所があったら、その項目をダブルクリックして『プロパティ画面』を開きます。
- [全般]のタブから[ドライバー]のタブに移ると、その製品の名称やメーカー、バージョン、日付などの内容が表示されます。
- インターネットなどでそのメーカー製品の最新版をチェックして、バージョンといった部分が最新の状態でなかったら、インターネットに接続した状態で『ドライバーの更新』を押します。
次の画面で【ドライバー ソフトウェアの最新版を自動検索します】を選んで[OK]を押します。
アップデートが正常に完了したら、一度周辺機器を使ってみて下さい。
それでもまだ動作エラーや認識できない状態が直らなかった場合は、メーカー会社のホームページで最新版のダウンロードできるプログラムがあればドライバータブの『削除』で現在入っているプログラムを一度アンインストールして下さい。
そして今度は最新のデバイスドライバをダウンロードしてセットアップしてみましょう。
【その他、注意】
- Windows専用のデバイスドライバの機材をMacやlinuxなどの違うOSに入れて使うとインストールできないかエラーなどの不具合が起こる可能性もあるので注意して下さい。
- また製品によっては周辺機器の本体自体が別の周辺機器との互換性(相性)に問題があり正常に共用での作動ができない、などのトラブルもありえます。
- プリンターやマウス、キーボードなどの機器もパソコン本体よりは故障しにくいものの、長く使っていると次第に部品の磨耗や老朽化、物理的な衝撃などの原因でやはりどんな機材でもいつかは壊れてしまいます。
- 物理的な故障かどうかを確かめるには、他のOSのパソコンなどで接続してみてそちらの方でも動かなかったら、機器の本体が壊れている可能性も高いです。
【どうしてもちゃんとデバイスが作動できなかったら】
周辺機器のメーカーのカスタマーサポートサービスに問い合わせてみるか、郵送で修理に出す、またはパソコンの出張トラブル解決サポートに来てもらって原因を探してもらい、周辺機器が動かない状況を直してもらう事などをオススメします。