- 家のパソコンを買い替えたいけど、タブレットでもいいの?
- 学校ではパソコンを使ってるけど、自宅にパソコンはいらない?
- スマホとタブレット、パソコンってどこがどう違うの?
スマホ タブレット パソコンの特長を理解し、用途に合ったものを購入しましょう。
■最新ノートパソコンの傾向
Windows8の登場で従来のマウスによる操作と併用して、タッチ操作によるパソコン操作ができるパネル対応のパソコンが増えています。
コンバーチブル型
ノートパソコンの画面を閉じるとタブレットのように使えます。
セパレート型
画面とキーボードが外れます。
■スマホ、タブレット、パソコンの違い
画面サイズ
- スマホは4~5インチが主流
- タブレットは7インチと10インチが主流
- ノートパソコンは、画面の小さなもので11インチ、モバイルパソコンは13インチが主流
■タブレット比較
キーボードの有無
- パソコンにはキーボードが付いていますが、スマホにはキーボードがありません。
- タブレットには、キーボードとドッキングできるタイプもありますが、基本はキーボードなしで使う仕組みです。
拡張性
- パソコンには、マウスやプリンター、ハードディスクやDVDドライブ、有線LANなどをつなぐ機能(拡張性)が備わっています。
- スマホやタブレットにはパソコンほどの拡張性がありません。
周辺機器
- Wi-Fi経由でスマホから直接プリンターで印刷できるようになりましたが、対応する最新プリンターがないと使えません。
- 今までパソコンで使用していたプリンターは、パソコンがないと使えないケースが多いです。
インターネットへの接続
- スマホは電話なので携帯電話会社のモバイルネットワークに接続できます。
- タブレットの中にはモバイルネットワークにつながるタイプとつながらいタイプがあり、後者の場合はWi-Fiがつながる環境がないとインターネットに接続できません。
- パソコンもWi-Fiまたは有線LANにつながる環境がないとインターネットに接続できません。
一部のタブレットやパソコンには、モバイルWi-Fiルーターなど、別途インターネットにつながる環境が必要です。
■OS
iOS vs Android
- iPhoneに採用されているOSは「iOS」
- その他のスマホやタブレットに採用されているOSは「Android」です。
- iOSはアップル、AndoridはGoogleが開発したOSです。
- タブレットには、パソコンと同じOS「Windows8.1」や、タブレット用に開発された「Windows RT 8.1」をOSとして採用しているものもあります。
- パソコンの「OS」には、「Windows8.1」の他に、アップル社がMacに採用している「OS X」があります。
■アプリの入手方法
- 「iOS」も「Andorid」も、それぞれ専用のストアからアプリを入手することで、様々な機能やサービスを利用できます。
- 「iOS」が、iPhoneやiPad、iPod touchなどアップル製品のみに採用されているのに対し、「Android」を採用したスマホやタブレットは複数のメーカーから公開されています。
■操作性と機能性
- iPhoneやiPad、iPod touchは、OSもハードウェアも同じアップルが開発しているため、操作がシンプルでわかりやすく、使いやすいというメリットがあります。機種が少ないため、最適化されたアプリやアクセサリーの種類も多いです。
- 「Android」ではスマホやタブレットの画面サイズがバラバラなので、機種によっては、アプリを表示したときにレイアウトが崩れることがあります。
- しかし「iOS」向けのアプリは、iPhone、iPad、iPod touchなどに最適化されているため、レイアウトが崩れません。
- 「Android」を採用したスマホやタブレットには、メーカーごとに異なるデザインや機能を選択できるメリットがあります。
- またホーム画面のデザインや文字入力ソフトを自由に変えられるなど、カスタマイズしやすいのも「Android」の特徴です。
■マルチウィンドウ
「iOS」や「Andorid」は、スマホ用に開発されたOSなので、どちらもアプリごとに画面を切り替えて使う仕組みです。
パソコンのように、ブラウザーやメール、Officeソフトの画面を、同時に表示したり、2つのフォルダーを開いて、片方のフォルダー内のファイルを、もう一方のフォルダーにドラッグ&ドロップで移動することもできません。
このような操作のことを「マルチウィンドウ」といいます。
- パソコン向けのOS「Windows 8.1」や「OS X」は、マルチウインドウに対応しています。
- タブレット専用OSの「Windows RT 8.1」にもマルチウインドウが使えるモードが用意されています。
- タブレットでも「Windows8.1」や「Windows RT 8.1」を採用したものは、パソコンと同じようにマルチウインドウ操作ができます。
■「Windows RT 8.1」と「Windows 8.1」の違い
- 「Windows 8.1」はパソコンと同じOSなので、パソコンのソフトがそのまま使えます。
- 「Windows RT 8.1」は「iOS」や「Andorid」と同じく、専用のアプリストアから入手したアプリしか使用できません。
- 「Windows 8.1」では、これまでWindowsパソコンで使用してきたソフトが活かせます。
- 「Windows RT 8.1」では活かせません。
■用途に応じた選択
自分がやりたい事の「優先順位」をよく考えて、自分に合った商品を購入しましょう。
インターネットやメールを使いたい!
スマホ、タブレット
- インターネットやメールはスマートフォン、タブレット、パソコンのいずれでもできます。
- 携帯電話のネットワークに対応していないタブレットやパソコンの場合、自宅のWi-Fiにつなぐか、モバイルWi-Fiルーターのような機器が別途必要です。
- 手軽なのは1台で携帯電話のネットワークにつながるスマホやタブレットです。
- 長文のメールを送る場合は、キーボードが使えるパソコンのほうが便利です。
- 選ぶ際には、どのくらいの画面サイズでインターネットを楽しみたいかや、文字入力のしやすさなども考慮します。
写真や動画の編集や整理がしたい
タブレット、パソコン
- 写真や動画を見るだけならスマホでもできますが、編集まで行う場合は、ある程度の画面サイズが必要です。
- 大きな画面で表示でき、フォルダー分けなどの整理もしやすいのはパソコンです。
- カメラから写真を取り込んだり、プリンターから簡単に出力できるのはパソコンです。
Officeソフトを使いたい
パソコン
- WordやExcel、PowerPointなどのOfficeソフトが使いたい場合はパソコンです。
- 「iOS」や「Android」を採用したスマホやタブレットでも、Officeソフトで作った書類を閲覧したり、編集ができるアプリはありますが、パソコンと同じようにはできません。
- 会社のパソコンと同様にOfficeソフトが使いたい場合は「Windows 8」や「Windows RT」を採用したパソコンやタブレットです。
電子書籍やコミックが読みたい
タブレット
- 電子書籍が一番読みやすいのはタブレットです。
- スマホでもアプリがあれば本は読めますが、画面が小さいので文字が読みにづらく、コミックの場合は表示できるコマ数が限られています。
- タブレットなら電車の中などでもすぐに取り出して使うことができます。
LINEやFacebookなど、SNSを楽しみたい
スマホ
- 友達とのコミュニケーションを楽しんだり、SNSに投稿するのに最適なのはスマホです。
- 最近はタブレットにもカメラを搭載するタイプ増えてきましたが、カメラの性能はスマホのほうが上です。
- 写真を撮ってSNSで共有するのにもスマホが便利です。