SSD(ソリッドステートドライブ)は精密機器で、内部で電子が移動しているため、さまざまな原因で故障する可能性があります。
SSDの故障原因- 過酷な使用環境
高温多湿や低温などの過酷な環境、急激な温度変化、ホコリの多い環境では劣化が進み、寿命が短くなります。
特に通電していないSSDを高温環境に放置するとデータが消失しやすいという説もあります。 - 物理的な衝撃
落下などの強い衝撃や、記録時にプラッタが高速回転している間に衝撃を受けると、プラッタとヘッドが接触して破損する可能性があります。 - 静電気
mSATAやM.2タイプのSSDは静電気に弱く、静電気が発生しやすい環境も避ける必要があります。
ホコリには帯電性があるため、パソコンの周囲をこまめに掃除してホコリの侵入を防ぐようにしましょう。 - 水没
水没することも故障の原因になります。 - 書き込み回数が多い
1つのメモリセルで約1000回書き込みできる仕様のSSDでも、書き込み回数が多くなれば劣化を早めて寿命を縮める可能性があります。 - システム不具合
ファームウェアやマッピングテーブルなどの故障も原因として考えられます。
ファームウェアはSSDを制御するソフトウェアで、性能を向上させるためのアップデートが行われることも多いですが、アップデートに失敗してSSD自体が壊れてしまうというケースもあります。 - 長時間使用
内蔵型SSDの場合は、パソコンの電源がONになっていると、SSDを使用していなくても内部で稼働し、寿命を消耗してしまいます。
外付けSSDの場合も、繋いでいるパソコンの電源がONになっていると稼働するため、パソコンの電源を切るか、パソコンから取り外しましょう。
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