2012年6月1日金曜日

181・事例-48

<事例-48>


なぜデータが消えてしまうのか…。そして消えたデータを復元することは可能なのか…

まずデータ消失のトラブル全体の2割がハードウェアの原因で、8割がユーザーの問題が原因である。

ハードウェアが原因で消失するケースとして、ハードディスクの記録面に傷がついてデータが消えてしまうことがあげられる。

ハードディスクの記録面に傷ができるとデータが読み取れなくなってしまう。
ハードディスクはとても繊細なものなので、ハードディスクを拭くときは外から中へ拭くことが大事である。
また、衝撃、熱、湿気・結露にも弱く、ハードディスクのデータ消失を引き起こす3大要因とも言われている。

衝撃では、磁気ヘッドが磁気ディスクの表面にぶつけて、傷がついてしまう。
またモーターなどの駆動部分が壊れることもある。
熱では磁気ヘッドの位置がさがり、記録に失敗しやすくなり、駆動部分や基板にも悪影響を与えてしまう。
湿気や結露では、ドライブ内部で結露が起きると、水滴の影響で磁気ヘッドと記録面が接触してしまい、故障の原因となる。

また,データが読み取れなくなる主な原因として、記録面の傷以外にも指紋やほこり、記録層・反射膜の劣化、ディスクの反り・ゆがみなどもあげられる。


ここで、消えたデータを復元することはできるのかについてだが、復元することもできるのである。

間違ってデータを消してしまった場合、役に立つのが「Wise Date Recovery」である。
このWise Date Recoveryは、わずか数秒~数十秒で復元可能なファイルが一覧表示されるソフトである。
キーワードを入力してファイル名の絞り込みも可能で、復元させたいファイルがあればチェックを入れ、「復元」ボタンをクリックすることでファイルを復活させることができる優秀なソフトである。

ただし復元できない場合もある。
一度消えてしまったデータが復元できることもあるのは、とても不思議なことだと思った。
またWise Date Recoveryは無料なのも驚きました。


<コメント>

データの消失と復元について、よく理解しています。
データの消失は、ある程度防ぐことができるので、日ごろのお手入れを忘れないで。
Wise Date Recoveryは最後の手段と思った方がイイでしょうね~。