<事例-57>
消すつもりのなかったデータを間違って、消してしまったというときに役に立つのが、Wise Data Recoveryである。
Wise Data Recoveryはシンプルなインタフェースのファイルリカバリツールのことで、対象としたいドライブを選択し、スキャンボタンをクリックして、わずか数秒~数十秒で復元可能な削除済みのファイルが一覧表示される。
ファイル名、ファイルサイズ、最終更新日時、復元成功率、パスの項目が表示され、復元成功率は不可 / 最低 / 低 / 高 の4段階で、赤色(不可)、黄色(最低)、黄色(低)、緑色(高)、の順番に復元確率が高まる。
キーワード入力によるファイル名の絞り込みも可能で、復元させたいファイルが見つかったら、チェックを入れ、「復元」ボタンをクリックすることで、ファイルを削除済み状態から元に戻すことができる。
こうしてファイルを復元させることができるが、100%復元できるとは言い切れない。
しかし、何も行動を起こさないよりもWise Data Recoveryを使用することで少しでも復元できるため、使用しないよりも使用した方がプラスになる。
注意することとして、復元するファイルは別のドライブにしか保存できないことである。
Wise Data Recoveryは海外製だが、メニューから、「Languages」⇒「Japanese」をクリックすると、日本語表示が可能である。
Wise Data Recoveryは無料のソフトであるため、お金をかけることなくデータの復元を実行することができる。
私は、授業でこの内容を勉強するまで、復元のやり方を全く知らなかった。
そのため、間違ってデータを消してしまった場合、いつも初めからデータの作成をし直していたため、時間を無駄に使っていた。
今回、データの復元のやり方について教えていただいたので、今後間違ってデータを消してしまったときには、ぜひ使用したいと思う。
また、Wise Data Recoveryを知らない人が私の周りには結構いるので、データを復元したいという人がいたときには、その人に教えてあげることができるくらいに、Wise Data Recoveryを使いこなせるようになりたいと思う。
<コメント>
データが消える原因のほとんどは、ユーザーの不注意が多いので、Deleteキーを押すときはくれぐれも注意しましょうね。
Wise Data Recoveryは最後の手段で、取っておきましょうね。
ただし、100%可能ではないので注意しましょう!