2012年7月21日土曜日

311・レポート-26


「パソコンのセキュリティと、その対策について」

セキュリティとその対策について最低限必要な意識まとめ

個人情報の管理について

ウェブではアカウントをいくつも作成することが多いが、その全てでセキュリティが保証されているとは限らない。ウェブ上で同じパスワードを使用しているとセキュリティの弱いサイトからサイバー犯罪者にパスワードを盗まれ、そのパスワードを使って重要なアカウントが危険にさらされる可能性がある。

パスワードは重要なアカウントにはそれぞれに固有のものを使用し、推測や解読の難易度を上げるため、文字、数字、記号を組み合わせた長いものを使用する。

フィッシング詐欺は銀行、ソーシャル ネットワークなどの合法的な情報源を装い、ユーザーを騙して個人情報の入力を促す。

疑わしいWeb サイトについて警告し、報告されたフィッシングサイトへのアクセスをブロックするフィルターを利用する。重要なデータを入力する前に、サイトが暗号化されていることを確認する。疑わしいメールへの個人情報や金融情報の返信や、メールでのパスワードの送信、疑わしいメッセージからリンクしているフォームやログイン画面への入力はしない。

ウイルスについて

ウイルスはコンピュータやネットワークに被害を与えることを目的に設計された悪意のあるプログラムやマルウェアで、リンクやダウンロードを通じて、ユーザーの知らないうちにパソコンにインストールされる。便利な機能をサポートしているように見せかけて、実際はユーザーに被害を与えるプログラムや、正規なプログラムを装ったトロイの木馬プログラムも存在している。

ウイルスではなく単体のソフトウェアだと、ウイルス対策ソフトウェアの検出対象にならないので、ウイルスとして検出されない可能性が高い。ウイルスが検出されなかったからといって安心せず、インストールプロセスを開始する前にそのソフトウェアについて調べる必要がある。

不審なWebサイトへのアクセスや安易なダウンロードをせず、信頼できるサイトからのみダウンロードするなど日頃から注意する。

見知らぬ相手先から送信されたメールの添付ファイルについては、安全を確認することが難しく、また、ほとんどのケースが自分に必要ないものであるので、無条件に削除することが望ましい。たとえ送信者を知っていても、添付ファイルを開けるときやリンクをクリックするときは、十分な注意が必要。

ソフトウェアの脆弱性によってウイルスに感染するため、自動更新や定期的に最新版であるかどうかを確認するなどして、脆弱性対策をする必要がある。