「パソコンのセキュリティと、その対策について」
私たちの生活を豊かに、そして便利にしてくれるインターネット。
すでに日本中の多くの人々にとって、インターネットはなくてはならないものになりつつある。
しかし、インターネットは本当に誰もが安心して利用できるものといえるのか。
悪意を持ったホームページ、サーバーに対するさまざまな攻撃、個人情報の流出、常に新たな手口で仕掛けられるコンピュータウイルスなど、インターネットを利用する上で、私たちにはさまざまな危険が降りかかる。
「でも、インターネットを安心して使いたい!」
そのためには、まず初めにインターネットやコンピュータについてのしっかりとした知識を身に付けて、情報セキュリティについての適切な対策を習得する必要がある。
インターネットは誰もが利用している公共のインフラだ。
ひとりひとりが自分のコンピュータの情報セキュリティを守ることが、インターネットに接続しているその他のユーザーの安全にもつながる。誰もが利用するものだからこそ、正しい知識と対策によって、安心して便利なインターネットを活用したい。
まずセキュリティのための方法の一つは、USBメモリーでPCをロックすること。
USBメモリーではパソコンをロックしたり、スタンバイ、休止、ログオフ、再起動、電源を落としたりすることができる。
USBメモリーを抜くことで実行され、USBメモリーを差し込むことで解除される。いつも使うUSBメモリーを登録しておけば、他のUSBメモリーを差し込んだときにロックがかかるように設定することもできる。
また、Windows XP(SP2)以降であれば、USB接続を禁止したり、USBメモリーを読み取り専用にしたりして、パソコンデータの持ち出しを防ぐこともできる。
USBメモリー紛失に備えて、複数のUSBメモリーをキーとして登録しておくことや、非常時暗証コードを利用してロックを解除させることができる。
USBメモリーで、PCのセキュリティを高めよう!
次に二つ目の方法は、USBフラッシュメモリのデータを暗号化することだ。USBDRIVESECURETOOLはUSBフラッシュメモリ上での使用に最適化された、フリーのファイル暗号化ツールだ。これでUSBフラッシュメモリを紛失したときも、安心だ!
主な特徴として、
- セキュリティ機能が無いUSBフラッシュメモリでも、簡単にファイル暗号化/復号化/抹消機能を追加できる
- 暗号化方式は、Rijndaelを採用
- 利用無料。導入コストがかからない
- USBフラッシュメモリ内の特定フォルダ内に入れたファイルを、USBフラッシュメモリに入れたプログラムで、暗号化/復号化できる
- 容量が少ないものでもOK。必要容量は、約6MBほど
- 復号化されてから無変更のファイルは再度暗号化しない機能を搭載
- 復号化時に前回暗号化したときのファイル変更日時に復元する
- 指定したファイルを抹消できるカスタムファイル抹消機能を搭載
- バージョンアップも手間無し。ボタンをクリックするだけで、自動的にすぐに最新バージョンへ更新できる。
などがある。
注意点は、当然のことだが、暗号化したファイルのパスワードを忘れると、ファイルが復号化できなくなる。USBメモリの紛失には十分注意だ!
このような方法を使ってパソコンのセキュリティを高めたい。