「パソコンの管理と、その対策について」
パソコンはメンテナンスや定期検査を行うことによってより長く使えるので定期的なチェックが必要である。
パソコンに何か異常がないか自分で調べるのは大変なので、ボタン一つでパソコンの健康状態をチェックしてくれるソフトを使うと便利である。CrystalDiskinfoというソフトを使うと簡単に健康診断ができる。
チップセットに内蔵されたATAコントローラー配下のHDDやSSDの状態を確認することができる。
また電源投入回数や使用時間、内部温度、エラー発生の履歴などといったディスクの使用状況をモニターして一覧表示するほか、グラフ表示にすることも可能である。最大16台までのディスクの状態を同時に監視対象にできる。
またPCの動きが遅いといった悩みもPCを使い続けているとよく出てくる。
アプリケーションやソフトウェアや拡張子ファイルが増えていくことも理由の一つであるが、もう一つの原因としてディスクの書き込み領域のセクタという部分にデータがまばらに書き込まれていく断片化という現象が起きているという要素がある。
セクタのあちこちの箇所にデータの一部がそれぞれ保存されてしまい、引き出しの整理がされていないような乱雑な状況になっているためにこれらのアクセスが遅い状態になってしまう。
そこで、Windowsパソコンでこの断片化を解消するには、OSのオプションのディスクデフラグツールという機能を使用すると良い。コンピュータからCドライブ(または各記憶装置やパーティション)のアイコンを選択して、プロパティをクリックする。
そして、プロパティ画面を開いたらツールタブの最適化するのボタンを押す。
そして、ディスクデフラグツールの画面が開いたら、対象のハードディスクを一覧から選択して、ディスクの最良化ボタンを押す。HDの容量にもよるが5~6時間など長時間かかることもある。
パソコンの定期的な健康診断と修復によってより長く自分のパソコンと付き合っていけるように、そして容量をうまく整理して高速化によってより快適に使えるように、便利なソフトをうまく利用していくことが大切である。