パソコンは熱や水に弱く、また、使っているうちに遅くなっていき、故障しやすくなる。長く使うには、定期的にメンテナンスや検査が必要である。
探せば便利なソフトがあるし、毎月第2水曜日はWindowsのアップデートの日である。改良版となるプログラムをダウンロードしてインストールするアップデートは一気にせずに、こまめにしておかないと、数時間かかってしまうこともある。ウイルス対策のためにも常に最新の状態にしておくべきだ。
メンテナンスとしては、エラーチェックでエラーをみつけ、ディスククリーンアップで容量を減らし、ディスクデフラグで断片化したデータを整理する、これは週に1回するべきで、整理してハードディスクの容量を減らし、高速化しておかないと、だんだん重くなっていき、故障につながってしまう。
もしパソコンが壊れたら、中のデータはなくなってしまうし、間違えて消してしまうこともある。
だがバックアップをしていると、その不安は少しなくなる。
外付けHDDにバックアップするのが一般的だが、オンラインストレージというものがあり、Web上のサーバーやデータベースサーバーに保存することができる。こちらはネット上にデータがあるので、家の外の他のパソコンでも、ダウンロードしてそのデータを使用することができる。
間違えて削除してしまったとき、ほとんどの場合は「戻る」で戻すことができるが、上書きや完全に削除してしまったときは戻すことができない。
そんな時にもバックアップを取ってあると安心だが、消してしまったあとに余計な操作をしていなければ、ソフトを使えば戻せることもある。
逆に、パソコンを捨てるとき、他人に譲渡するとき、中のデータはすべて削除しなければならない。
ソフトを使い、削除した上からさらに適当なデータを何度も上書きすることにより、元のデータを正常に復旧できないようにするなど、自分で削除することもできるが、そういったサービスを行っている業者がある。直接持ち込みも可能だが、宅配便での発送も受付けている。