セキュリティ対策は詐欺やウイルスなどからパソコンを守るためのものである。
その詐欺の中でもフィッシング詐欺というものがある。
フィッシング詐欺とは銀行などの企業を装ってメールを送り、メールの受信者に、実在する企業の偽ホームページにアクセスさせて、そのページにおいてクレジットカード番号やID・パスワード等を入力させるなどして、不正に個人情報等を入手する行為をいう。
大学で使用しているActive mailでフィッシング詐欺のメールが複数配信されていることが報告されている。
「あなたのメールボックスのクォータは、Active便によって設定された格納域の制限を超えている。
あなたの電子メールアカウントを検証する再には、ここをクリックしてください」
「あなたのメールボックスのクォータは2ギガバイトですセット*クォータ/リミットを超えています。あなたは、現在、上の隠しファイルとフォルダが原因20ギガバイト上で実行されているあなたのメールボックス。メールボックスを検証し、あなたのクォータを増やすには、以下のリンクをクリックします。」などというメールが例として挙げられる(swkidas1025より)
また、最近、パソコンや携帯電話、スマートフォンを使ってインターネットに接続し、サイト閲覧していたら年齢認証を求められクリックしたところ、一方的に会員登録となり、高額な料金を請求されるという相談が多く寄せられている。(コンピュータの世界ⅠA9日目より)
そのほかには、不正ネットバンクに不正にアクセスし、正規利用者の口座から勝手にお金を引き出す犯罪が存在する。
犯罪者は、様々な手口であなたのIDとパスワードを手に入れて、口座に不正アクセスしようとする。
警察庁の発表によると、ネットバンキング利用者の情報を盗み取り、利用者の口座から不正送金する「オンライン銀行詐欺」の被害が急増している。
詐欺手口は、偽サイトに誘導する「フィッシング」の他、利用者のパソコンをウイルスやマルウェアに感染させ、情報を盗み取る手口である。
インターネットバンキングの不正送金にあわないためのガイドラインも、フィッシング対策協議会より公開されているので目を通すべきである。
これらのことを学び、ワンクリック詐欺などの対策が難しそうなものには、日ごろから注意を払ってパソコンを使わなければいけないなと実感させられた。