2012年7月22日日曜日

321・レポート-36


「パソコンのセキュリティとその対策」


ネット社会の中で個人情報が悪用される恐れがある現代では、パソコンのセキュリティを高めることは、とても大切である。

個人情報というのは、管理ミス、誤操作、盗難、ワーム・ウイルスなどにより、いつどこで漏洩するか分からないので十分に気をつけないといけない。

インターネットに接続する時には、コンピュータに識別番号としてIPアドレスという全世界で固有の番号が割り当てられ、ホームページを閲覧した場合には、IPアドレス以外にも、使用しているWEBのブラウザの種類・OSの種類・リモートホスト名、直前に閲覧していたホームページのURLアドレスなどの情報が接続先のサーバーに記録される。

WEBサーバーの管理者は、これらの情報を利用することで、電子掲示板に書き込みを行ったユーザーを特定することが可能になる。
よってインターネットに匿名性は存在しないことが分かった。

そして、ウイルス感染しないようにするには、ウイルス対策ソフトだけでは不十分である。
信用できないファイルを開かない、信頼できないサイトにはアクセスしない、ソフトウェアの脆弱性を解消する、ソフトウェアの設定を変更する、ファイアウオールやルーターを利用するなどの対策が大切である。

もし、ウイルス感染してしまって、データを破壊されても大丈夫なように定期的にバックアップを取ることが重要である。

これとともに、耐衝撃・暗号化HDD、のぞき見防止フィルター、セキュリティ対応バッグ、ワイヤー式ロック、外付けの認証デバイス、セキュリティ機能付きUSBメモリなどパソコンの周辺機器を使用すると更にセキュリティが高まる。

また、ファイルやフォルダの暗号化も大切になってくる。
見られてはいけない重要なファイルは、プロパティの隠しファイルにチェックをつけてファイルを画面上から消しておくのが良い。その隠したファイルは、ツールバーのフォルダーオプションの設定で、隠しファイル・隠しフォルダ・隠しドライブを表示するにチェックをつけると見えるようになる。見終えた後は隠すことが大切である。

また、紛失してしまう恐れの高いUSBメモリの暗号化もしておくと落としても他人に見られるのを防ぐことができる。

そして、ただデータを削除しただけでは、情報が漏洩してしまう恐れがあるので、ファイルを普通に削除した後にそのうえから誤魔化しのデータを何度も上書きし、元のデータを正常に復旧できないようにしてファイルやフォルダを完全に削除してくれる「Eraser」というソフトを使うと良いことを知った。

コンピュータ世界AIの授業を通して、コンピュータのセキュリティを高めることがとても重要なことを改めて実感することができた。

個人情報の漏洩により、犯罪に使われるなど被害を受ける可能性があるので、ネットとは慎重に付き合わなければならないと感じた。そして、もっとパソコンのことを知りたいと思った。