2014年6月30日月曜日

1142・事例-74

 今までのパソコンの使い道は、インターネット、テレビ・DVDを見る、iPhoneの同期、デジタルカメラのデータの転送、word・excel・power pointなど大学でのレポート作成時にしか使うことがなく、パソコンを使用する場所やパソコンの中のデータ整理など、あまり気にせず使用していた。

パソコンの構造や弱点を理解することで、パソコンを長持ちさせ、より安心安全に使用できるようになる。


今後、どのような対策をとればよいか、授業を通していくつかわかったことがある。

 まず、気を付けたいのは熱暴走である(265)。
パソコンの部品は非常に熱に弱く、故障の原因につながる。

今までノートパソコンを使用するとき、持ち運びが便利でどこでも使いやすいという面から、ベッドの上やひざの上などの柔らかい場所での使用が多かったが、これはパソコンの底にある通風孔を塞ぎ、中の熱を逃がすことができずにいるとわかった。

熱暴走を防ぐには、通風孔を塞がないことのほかに、定期的に掃除をしてほこりを溜めない、直射日光のあたる場所での使用は避けることが大切である。
そして、湿気にも注意する。パソコンは水に非常に弱いため、パソコン使用時の飲食には十分に気を付けたい。


 つぎに、パソコンが重くなったときの対応である。

今まではデータの整理や、ソフトをダウンロードした経験があまりないため、パソコン内のデータ容量は膨らむ一方であり、パソコンがサクサクと動かないときがよくあった。

パソコンを高速化させるためには、まず、スタートアップチェッカーをダウンロードして常駐ソフトの管理と停止を行う(87)。

常駐ソフトはセキュリティソフトと日本語入力システム以外無効にして構わないが、いきなり全てを消すのではなく少しずつ様子を見ながら消すようにするとよい(78)。

次に、スパイウェアの削除を行う。
スパイウェアはウイルスではないのでウイルス対策ソフトでは検出されないため、SPYBOTをダウンロードしてスパイウェアを駆除するとよい(1044)。

次にエラーチェック、ディスククリーンアップ(912)、ディスクデフラグなどのメンテナンスを実行する。

そして最後にデスクトップの整理を行い、アイコンは極力消すようにする。

ここまで行うとたいていのパソコンは高速化して使いやすくなる。さらに高速化したい場合はメモリの増設などを行うとよい。

 パソコンに問題が生じたとき、たいていのことは無料でソフトをダウンロードすることによって解決できるが、中には偽ウイルス対策ソフトなどのようにパソコンに詳しくない人では騙されてしまいそうなものも多くあるため、そのソフトが安全かどうかをきちんと見極めなくてはならない。