今回、パソコンのセキュリティとその対策について考えたい。
膨大な情報を抱えるパソコンとうまく付き合っていくためには、セキュリティの対策は欠かせない。
セキュリティ対策を少しでも怠ってしまうと、様々なトラブルの原因にも繋がりかねない。
そこで、パソコンのセキュリティを怠ってしまった場合のトラブルの内容と対策を、授業で使用したPDFファイル中の“3つのかばん”を参考にして3点挙げていきたい。
まず、ウィルス感染についてである。
単にウィルスといっても、その種類は数万種といわれており、それらの1つ1つに対応するのは容易なことではない。
手口は、メールによる感染、インターネットによる感染、ネットワークによる感染、記憶媒体からの感染など様々である。
そこで、ソフトウェアの脆弱性を放置しないよう、常に最新状態にしておくことや、セキュリティソフトを最新にし、有効に使う必要がある。
また、出所の分からないファイルやURLを不用意に開かないようにすることも重要である。
会社などの場で使用するパソコンがウィルス感染してしまった場合、会社全体に多大な迷惑もかかりかねない。
常に自分のパソコンは自分で守り、対策していく必要がある。
次に、情報の漏えいについてである。仕事で業務上知り得た情報は、SNSなどのサイトにむやみに流してはならない。
近年急激に普及してきたSNSは、その投稿や閲覧の容易さから、トラブルが絶えない。
自分の投稿した記事は、世界中の誰もが閲覧することができ、その情報はすぐに拡散されてしまうこともあることを常に考える必要がある。
業務上知りえた情報を漏えいしてしまったときは、場合によってはニュースに取り上げるなど、会社の信頼度の低下にも繋がりかねない。手軽だからといって油断せずに、注意をする必要がある。
最後に、ファックス番号の間違いなどから生じる営業秘密の流出についてである。
仕事で使用する重要書類を他の会社にファックスで送信することはよくあるが、その際には注意が必要になる。
なぜなら、ファックス番号を間違い、万が一ライバル企業に新商品や新サービスの内容を含むファックスを送信してしまうと、シェアを奪われ、場合によっては会社の業績が下がり会社自体がなくなってしまうこともある。
そのため、営業秘密の保護はとても重要である。それらを守るためにも、ファックスを送信する際には番号をよく確認し、誤送信を防ぐ必要がある。
以上のことから、パソコンのセキュリティ対策は重要であることが分かる。
今回は“3つのかばん”という会社を主体とした映像を参考にして考察したが、これらは日常生活の中でも同様である。
冒頭でも述べたが、パソコンは膨大な情報を抱えている。
そのパソコンを守るためには、自分で対策する他ない。ウィルス感染、情報の漏えいと隣り合わせであるということを私たちは忘れてはならない。