2014年7月27日日曜日

1183・レポート-18

「パソコンのセキュリティと、その対策について」

  パソコンでのセキュリティをしっかりと管理することは大変重要である。

昨今では様々なインターネットハッキングの新しい手口が増えてきている。
従来は「見た目が本物とそっくりの偽物のサイト」を利用した手口だったのだが、新しい手口では「本物のサイトにアクセスした後に偽物の画面に切り替わる」というものなのだ。
本物のサイトへのログイン後の偽サイトの表示であるため、利用者が信用してしまうのである。

このように、新手のフィッシング詐欺の手口は、従来のフィッシング詐欺の手口よりもより分かりにくく、より確実にインターネット利用者の情報を窃取しようとするものなのだ。

この不正行為は、メールやSNS、Webサイトを使い、利用者のパソコンをウイルスに感染させることから始まる。
そしてそのウイルスに感染したパソコンでサイトにログインしてしまうと、不正なポップアップ画面が表示され、利用者は本物のサイトと思い込んで乱数表や合言葉を入力してしまい、その後入力された情報が悪意ある者へ渡ってしまうのだ。

このような被害にあわないための対策として、まず乱数表と合言葉を一緒に入力しないことが第一である。

第二認証情報「すべて」」の入力を促されたとき、絶対に情報を入力してはならない。

使用しているパソコンのOSやソフトウェアには最新の更新プログラムを適用して脆弱性を解消すること。
また、ウイルス対策ソフトを導入して、ウイルスの侵入を阻止したり侵入してしまったウイルスを駆除することが大切である。

危険なウェブサイを閲覧しようとした時にブロックを行う機能を備えているソフトも使用すると良い。
またサイトを開く前に安全性を確認することができるSite Advisorというアプリもある。
これは無料アプリなのだが、ダウンロードし、検索を実行するとサイトの安全性を示す小さなアイコンが検索結果に表示される。
そして事前に危険なサイトを確認することが可能になり、安全な閲覧を行うことができる。
パソコンのセキュリティを守るためにまず、粗悪なサイトを見分けることが重要だ。

そして利用者自身も個人情報を簡単に入力してはならないという意識を持つことが大切である。