昨今様々なネット犯罪が多く横行している。
特にコンピュータウイルスを使った犯罪が多い。
自身の使っているコンピュータにウイルスが入り込み、様々な悪さを働く。
主な手口はメールで無差別にウイルスのはいったファイルを送り込むもの。
インターネットで「無料○○」などをうたい自らウイルス入りのファイルをダウンロードさせるものなどがある。
対策としては、見知らぬメールは開かず削除すること。
発信源の不明な怪しいファイルは不用意に開いたりダウンロードしないなど常に警戒心を持つことが第一である。
しかし、近年手口は巧妙化しており、ホームページを見ただけでウイルスに感染してしまうなど、気づかないうちにウイルス感染してしまっているケースも多い。
そこでウイルス対策ソフトの出番である。
ウイルス対策ソフトが入っていないパソコンはいわばとても無防備な状態である。
人間が冬にインフルエンザの予防接種をするように、パソコンにも予防接種が必要なのである。
パソコンにとっての予防接種、それがウイルス対策ソフトである。
有料のものもあるが、無料でも十分な対策がとれるソフトがあるのでそれらを有効活用すると良い。
しかし無料対策ソフトをうたった詐欺も存在するので、信頼できる発信源からダウンロードすることが大切である。
ウイルスは誰でも、パソコンを持っている限りかかりえる、身近な問題である。
自分はあまり使わないからと対策を怠っていては取り返しのつかないことになる。
ウイルスによってパソコンが乗っ取られてしまうと、遠隔操作され自分の知らない間に犯罪者になってしまうこともありえるのだ。
これは実際におきた事件である。
また、パソコンには自分だけではなく、家族、友人、恋人、知人。様々な人の大切な個人情報が多く入っている。
それらが流出してしまうことは自身の信頼を著しく落としてしまうだけではなく、大切な人が犯罪に巻き込まれてしまう可能性もある。
また社会人の場合、会社の顧客リストや取引先などのデータが盗まれてしまうと会社にとって大変な不利益となり、社会的地位までも失ってしまう。
一度ネット上に流出した情報を完全に消すことは不可能である。
ネットの中だけではなく現実世界でもおおきな被害をうけることになる。
また知らないうちに加害者になってしまう。
こうしたことを防ぐために正しい対策をとり、コンピュータと良い関係を保っていかなければならない。