2015年8月4日火曜日

1557・事例-29


ネット社会になった今、インターネットが普及し世界中の誰もが自分の存在をSNSで示す時代となりました。

おそらくほとんどの人がSNSやブログを利用していると思います。

これらを利用することにより、友人・友人間のコミュニケーション・趣味・居住地域・出身校・友人の友人といった自身と直接関わりのない他人と繋がるなど、さまざまな人間関係を構築することができます。

また、メリットとなる部分を大いに活用すれば、自分の知識を深められたり交友関係が広がったりと自身の生活にとって良きスパイスになる事もあります。では、SNSにおいてのメリットとは何なのか。

  • 実際の友達や古い友達、世界中の人々と繋がることができる
  • 同じ趣味や嗜好を持った者同士でつながれる。これによりマーケティングとして有効
  • あまり連絡を取らない友達でも現状を把握することができる
  • パソコンからも携帯電話からも使うことができる
  • 多数の写真や動画をアップロードできる
  • お互いの顔が見えているため過度の誹謗中傷に発展するケースが少ない

などが挙げられる。


一見メリットが多く楽しく利用できるものなのかと思うが、比例してデメリットもたくさんある。
ここでは先ほどと同様6点挙げておきます。

  • 個人情報流出のリスクがある
  • 不用意な発言や失言などによって炎上することがある
  • 中毒になりやすい
  • ブログに比べて広く世間一般に対するアピール効果が低くなる
  • コミュニケーションが限定されるため、議論の幅が狭くなる恐れがある
  • 個人情報が流出する恐れがある

などがあります。


便利ということを利用して悪用されることが事実で、こういうデメリットが原因で起こる事件が残念ながら増えています。


今からその起こりうる事件について説明していきます。

まずは、ウイルスなど不正ブログラムの感染ルートです。
SNSで送られてきたメッセージは一般のメールよりも警戒せずにクリックされやすい傾向があり、開いてしまうとウイルスなどに感染してしまうケースです。

パソコンが感染すると、IDやパスワードなど重要な情報が簡単に盗み出されます。
私自身もTwitterを始めたての時に、このケースに引っかかったことがあります。


そして二つ目は、居場所が特定されることです。
スマホやデジカメで撮影した写真が一番重要な個人の居場所が特定されてしまう危険があります。

どうやって特定されるのかというと、スマホで撮影した場合は、Exifという情報が写真につきます。
これは撮影時間屋撮影場所など画像に関する詳細を保存しているフォーマットです。

だからそのまま掲載してしまうと画像の詳細が誰もが簡単に見られるため居場所が特定されてしまうのです。

これによりストーカーの被害にも繋がってしまいます。


以上のことからSNS上での事件の怖さが分かります。
では、この被害をどのように防げば良いのでしょう。


  • まず、アカウントを乗っ取られないためにも、安易にフォローや、友達になったりしないようにしましょう。
  • そしてメッセージからウイルスに感染しないように、身元や利用目的がわからないものは使用を避けましょう。
  • そしてネットでの炎上を避けるために、書き込む内容は十分に注意しましょう。
  • 居場所を特定されないために、むやみに位置情報をつけて写真を投稿しないようにしましょう。
  • 写真に含まれている情報を編集、削除できるアプリケーションも存在するので利用するようにしましょう。


これらで対策することによって、SNSを上手に使いこなし安全な生活が送れるでしょう。