2016年6月7日火曜日

1818・事例-2

 パソコンを使っていると必ず誤った使い方、不正アクセスをしてしまいそこから
ウイルス感染やパソコンの動きが遅くなるというケースがある。
 今回はパソコンを長持ちでき、スムーズに使える方法とウイルス感染による原因と
対策を提案する。


2.知っておくと得するパソコンの使用方法
 まずパソコンには寿命がある。
1年・・・初期故障
2年・・・偶発故障
4年・・・摩耗故障
5年・・・危険

 ○パソコンを長持ちさせる仕組み(得する1)
 パソコンを長持ちさせるにはメンテナンスが大事である。
 例として、ハードディスクには温度や湿度、使い方を工夫することで寿命を遅らせることが出来る。

悪症状として、突然電源が落ちたりハードディスクの応答や転送速度が遅い、
また、異常な音がするのはハードディスクの寿命近づいている兆候である。

そうなる前に適度にハードディスクの健康状態を確認できるCrystal Disklnfo(フリーソフト)の導入がおススメである。ハードディスクの健康状態を「正常」「注意」「異常」の3段階で評価し、温度
の確認も可能である。


 パソコンを使用している最中に熱をもっている状態を「熱暴走」といってこれも、
ハードディスクの寿命が短くなってしまう原因であるので日頃から通風孔を塞がずホコリをためないことが大切である。こういった対策で少しでもパソコンの寿命を長くすること
ができる。
 ※私たちが日頃から簡単にできる対策としてパソコンを使用しながら充電しないことだ
(バッテリーの寿命が短くなるため)
 ○パソコンをスムーズに使える仕組み(得する2)
 パソコンの起動速度が5分以上かかるのは常駐ソフトが原因である。
 パソコンを起動するさいに他のプログラムとともに動き、プログラム同士で喧嘩しあって動かない状態であり、この原因としてウイルス対策ソフトが原因の可能性が高く、他の
ソフトの起動を邪魔している。そういった場合には、日本語入力ソフトとウイルス対策ソフトだけを残し、常駐ソフトを含めた他のものを止めることでパソコンの立ち上がりは速くなるはずだ。
 その他にスパイウエアといったフリーウエアやアドウエアー・シェアウエアに多く含まれ(ウイルスではない)知らず知らずにスパイウエアがパソコンに侵入し、気づかない所で消費するので必ず駆除することが大切である。
 また、パソコンは、使用していると遅くなるのでエラーチェック・ディスクリーンアップ
(掃除してあげる)・ディスクデフラグをメンテナンスする。
 ※パソコンはスマートフォンと同じでアプリやアイコンはあるだけでメモリを消費するので無駄なものはすべて消す。→こういったパソコンのメンテナンスをしてあげることで起動速度は断然速くなる。
 ○ここからはかなり速くなる(PCの高速化)を提案する
 方法は3つあり①USBメモリの活用(8GBのUSBメモリが必要)
        ②メモリの増設(4GB以上がよい)
        ③HDDをSSDに交換(かなり速くなる)HDDをSSDに交換すると
PCの動きが格段に速くなり、可動部がないため騒音もなく故障もしにくいが容量当たりの単価がHDDに比べて高い(5~10倍 8000円~)
 しかしメモリの増設は、やり方が簡単でSSDに比べて安いので初心者にはおススメな
高速化テクニックである。(自分のパソコンにあったものを必ず使用する)


3.代表的なスパイウエアとウイルス
 スパイウエアの代表的なものが「hao123」である。
 これは、不正にインストールされたものであり、ブラウザを開いてhao123がでたらすぐに消さなければならない(アンインストール)→中国に情報が漏れる。
 また、代表的なウイルスが「ランサムウエア」といって、クリックした瞬間からパソコンを制御不能にしてしまいパソコンに保存されたワードやエクセル・写真など、全てMP3といった別の種類のデータに書き換えられ使用不能になり、初期化せざるおえなくなる。
※元に戻すにはお金を要求「身代金」される。
 


対策としては①ウイルスソフトのアップデートはこまめにする。
      ②データのバックアップ
      ③見知らぬ差出人からのメールは開かないこと
 また、ランサムウエアに感染してしまった場合は、トレンドマイクロ社がランサムウエア
ファイル復号ツールを無償公開しているので復号が可能である。


4.まとめ
 私たちはパソコンを使うことが今では当たり前になっているが、知らず知らずに
遠隔操作・情報漏れ・ウイルス感染などが起こっている可能性が十分にある。こういったことは自分だけの問題だけではなく、例として会社の大切な情報が他社に漏れるなど、大きな問題に発展していくのだ。

また、遠隔操作などからパソコンの電源が入っている限り24時間プライバシーが見られるなど、酷い場合ではSNSへの流出も十分考えられる。

 私達はパソコン又はスマートフォンへの考えが甘い。日頃から対策として、簡単なパスワード(誕生日など)・同じパスワードの使い回しは止め、最もウイルス感染する恐れがある公式アプリ以外からのアプリのインストール(連絡先データの読み取りを要求される可能性が高い)は止め、信頼できる場所からアプリをインストールする。
 ※ウイルス対策ソフトを導入し、日頃からマメにアップデートを欠かさずする

タブレットへの警戒心を日頃からもつことが大切である!!

【参考文献】
1424・ハードディスクの危険信号

37・他のプログラムがビジー状態のためこの作業を完了できません

1044・スパイウエアを駆除(SPYBOT)

1805・HDDをSSDに交換

1815・ランサムウエア・ファイル復号ツール(トレンドマイクロ社)